イースV オーケストラバージョン ミュージックフロム イースV 失われた砂の都ケフィン

寺嶋民哉さん編曲『イース5 ORCHESTRA VERSION』が好きなのですが!
私はイース5をちゃんとプレイしたことも原曲を聴いたこともなかったのです。

Amazonプライムミュージックでイース5の原曲のCDが来ていたので聴いてみたところ、
原曲の『Farewell』は
寺嶋民哉さんの『Farewell』のようにいろんな曲のメドレーではなかった、
ということを知り衝撃を受けました…

和音もいくつか違うところもあって、違いが気になったので、
メドレーの順序や気になった違いを書いてみました。

寺嶋民哉さんの『Farewell』メドレーの順序

0:00 Farewell A
0:09 Farewell B
    締めが微妙に違う
    原曲(0:09) Dm→Am→♭B→Am
    民哉(0:09) Dm→Am→♭B→Am(第三音無し)
0:16 Farewell A
0:23 Farewell B
0:31 Farewell C
0:39 Farewell D
    みーらーそーふぁ ふぁーみれみーど どれしーみらー の所
    コードが違う
    民哉はあまりベースが動かない
    原曲(0:36) Am→G→C→F→Dm→Em→F→G
    民哉(0:39) Am→Am→C→C→Dm7→Em7→F→G
0:52 Farewell E
    らーららそーらしらーの所
    締めのコードが違う
    らーららそーらしらーの音階自体も違う
    原曲(1:18) Am→E→Am 原曲は和声的短音階
    民哉(1:18) Dm→Dm→A 民哉はA-durへ一時的に転調
1:22 Farewell F
    「ふぁーふぁそらそれそらしー」の次
    「れーれみれれーどしらー」の所 コードが違う
    原曲(1:30) D→G→E
    民哉(1:33) ♭B→A→B→E
1:39 Farewell C
      ↓
1:47 Lost Kingdom
      ↓
3:10 Theme of Kefin
      ↓
3:49 Niena
      ↓
4:27 Forgotten City
      ↓
5:17 Break into Territory
      ↓
6:12 Theme of Lovers
      ↓
6:57 Farewell C
7:04 Farewell D
7:18 Farewell E
7:45 Farewell F
8:00 Farewell A
8:09 Farewell B
8:14 Farewell A

原曲はFarewell部分しかないんですね。
寺嶋民哉さんのアレンジは後から作られたものなので
そうしたことも当然なのかと思いますが、今更知ってびっくりです。

寺嶋民哉さんのアレンジメドレー部分は
それぞれの単曲の終止の部分が
次の曲の始まりになるところがとてもかっこいいです!
Lost Kingdom→Theme of Kefin の流れはとてもドキドキします!
Break into Territoryのアレンジは
単曲のアレンジの最後に入れられた弦楽器のソロがとてもかっこいいのですが
こちらのメドレーではそれがない代わりに
そのテンションそのままに Theme of Lovers に繋がるのがとてもドラマティック。
迫り来るものがあります。
Theme of Lovers の終止を奏でるはずの切ない情感たっぷりのオーボエが
Farewellに戻って来て曲の勢いを加速させるというのは
たまらないものがあります。

寺嶋民哉さんの『Farewell』は、『イース5 ORCHESTRA VERSION』に対して…

Track02「Field of Gale」
Track07「Turning Death Spiral」
Track09「Theme of Adol」
を除く全曲が入っているということになります。