2020年07月25日

承前

私は「プレプリマ」というCDが大好きです!

プレプリマ


PREPRIMER - プレプリマ
http://tk-nz.game.coocan.jp/ysmusic/cd/cd_falcom_prp.html


プレプリマとは…
1990年に発行されたCDです。
ファルコムが製作したファルコム曲アレンジCDのうちの一枚です。

当時ファルコムの他のCDでも「ニューエイジ」アレンジを任されていた藤澤道雄さんによるソロアルバムが、「プレプリマ」です。
イース123、英伝、ソーサリアンの、ピアノと弦楽器によるアレンジ曲が収録されています。
演奏はDTMではなく楽器を演奏されています。編曲とピアノ演奏は藤澤道雄さんです。

しかしこのCD、アレンジ傾向は大胆です。
綺麗、ものすごく綺麗なアレンジなんですけど、聴いてて「原曲どこだっけ?」となるくらいアレンジ具合が大胆だったり、いろんなフレーズが入ってきたりします。

自分の知ってる元ゲームの曲のフレーズを探してるうちに藤澤世界に迷い込んでしまう!
でもそれが嫌じゃないんですよ綺麗だから!
編曲が、演奏の端々が、音の消え入るまでの間が、このCDで行われているあらゆることがとても綺麗です。
こんなふうに演奏できたらいいですよね。

藤澤道雄さんによるファルコムアレンジは、すべてがここまで大胆なアレンジ傾向というわけではないのですが、プレプリマおよび、以下のCDに収録された藤澤アレンジ曲は大胆な傾向にあります。

ファルコム・スペシャルBOX'90 パーフェクトコレクション イースI・II~スーパーアレンジ全曲集

さて

一番みじかい抒情詩」という楽譜を買いました。
藤澤道雄さんのピアノ曲の楽譜です。

P_20190626_225018

偶然の出会いで購入機会があったため、「プレプリマの藤澤道雄先生!よし買ってみよう!」と勢いで購入しました。

この本!とても綺麗なピアノ曲集です!
あまり難しくないんですよ。
音数も多くありません。なのにオシャレ和音!

1986年に藤澤道雄先生が雑誌に寄稿していた連載を、1987年に一冊の本にまとめて発行されたそうです。
1986年のオシャレがここにある!!

私はピアノがあまり上手くないのですが、なのにこんなきれいな音が弾けるだなんて感激です。
本のタイトル「世界でいちばん短い抒情詩」のとおり、一曲一曲は短く1pほどです。
ピアノがめちゃめちゃうまいわけではなくても、毎日いちおう基礎練習をしていれば、毎日「世界でいちばん短い抒情詩」を少し読み進めていくことは可能。
これはそういう内容です。

30. 思い出がいやになったら

わくわくしながら毎日少しずつ弾いていて…。
そして気付きました。

「世界でいちばん短い抒情詩」の「30. 思い出がいやになったら」、これ、プレプリマで聴いたことあるぞ!!


プレプリマ「5.バルカロール」って…
中盤になると原曲「Apathetic Story」がはっきり分かるけど…序盤と終盤のフレーズって何の曲?他のFalcom曲?ミックスされたアレンジなのかな?イースにこういうフレーズあったっけ?あ~でもまぁなんでもいいか。綺麗だからなんでも
と思いながら私は聴いていたんですよ。

そのフレーズがこれです。
「世界でいちばん短い抒情詩」の「30. 思い出がいやになったら」。


「世界でいちばん短い抒情詩」について調査

まず「世界でいちばん短い抒情詩」がどんな経緯で作られた曲集なのか、楽譜の前書き・後書きを読みました。

1982年に映像作家のかわなか・のぶひろ氏の実験映像作品に提供するために作曲・演奏・提供した曲であるようです。
●アドバイザー:寺山修司
●後書きに一曲一曲の作曲・演奏解説が書かれています。由来や利用用途もさまざまあったようです。
「30. 思い出がいやになったら」は「映像のために作りました」とあります。青山「こどもの城」という施設の環境ビデオ用BGMとして利用されたそうです。
●「世界でいちばん短い抒情詩」は、月刊ムジカ・ノーヴァ内の連載「ムジカノーヴァ・ピアノ・レパートリー」にて、1986年8月号~1987年3月号まで連載された39曲で構成されている

どっちが早いのか調査

イース2の初リリースは1988年の4月です。

プレプリマのブックレット「5.バルカロール」には何と書いてあるのか

映像のために作ったとかそういう由来は書かれてませんね…!

というかプレプリマのブックレット、どうも1曲目「ヨーロッパ物語」のタイトルのとおり、ブックレット全体がヨーロッパの風景、音楽史を解説しながら旅してるような解説に徹されていて、ファルゲーの片鱗もない感じです。

ここから察するに

以下は推測でしかないですが、要するにこういうことではないでしょうか。

プレプリマ「5.バルカロール」の前奏・後奏はいかにも、イース「Apathetic Story」のアレンジではなく藤澤道雄作曲「思い出がいやになったら」そのままです。
イースのアレンジ曲のはずですが堂々と自分のオリジナル曲まるごとそのまま混ぜてアレンジと言い張ってきたということなのではないでしょうか。

でも綺麗だから私はOK!
そういうことだったのか~という感じです。

関連はあるのか?というところは気になりますが…。
イース2「Apathetic Story」が流れる箇所(バノアの家)だけに限らず、イースは1も2もわりと全体的に村人が失意に陥っている状態の物語です。(アニメイース2そこらへん特に丁寧です)
「思い出がいやになったら」という言葉とも合致してていいんじゃないでしょうか。

と仮定して

「世界でいちばん短い抒情詩」は、プレプリマから入った藤澤道雄ファンにとってはありがたい一冊だと思います。
「バルカロール」の前奏・後奏弾けますからね!
買えてラッキー!
「バルカロール」と比べると転回が足りず曲も短く抑えめなのですが、弾けばCDを思い出します!

それとプレプリマのブックレットを読み返していて思うのですが、まあそもそも「プレプリマとは何ぞや」だと思うんですけど、藤澤先生そこ言葉濁すんですよね。
「pre」は最初の……という意味で「primer」は教科書というような意味です。
という直訳を書いた後、
でも、こういうのってハッキリ分からないほうがカッコイイかも知れませんね
と濁すんですよ。

私なりの解釈をします

CD「プレプリマ」も、楽譜「世界でいちばん短い抒情詩」も、おそらく「ピアノの厳しい練習を開始する前のあなたに」みたいな意味が込められているのではないでしょうか。

ピアノを始めれば、これから嫌でも厳しい練習と勉強が待っています。
嫌になるくらいの反復練習や知識の詰め込みを通ることになります。
形式ばった勉強として音楽を学ぶ前に。

旅するような気持ちで、街を歩くような気持ちで、いろんな風景を見て次は違う街を目指し、夜の星を見上げながら、夢のようなひとときを。

と藤澤氏言いながら、「世界でいちばん短い抒情詩」に歴史的フレーズを混ぜ込み、「プレプリマ」にはファルコムフレーズと歴史的フレーズと自分の作ったフレーズを混ぜ込んで、美しく仕立てて優しく聴かせてくれたということなんじゃないかなと思います。

楽譜「世界でいちばん短い抒情詩」を買えば他にもかぶってる曲演奏できる?

私まだ全部さらさら弾けてるわけじゃないのでちゃんと調べられてないんですが、ここまで顕著なかぶりは他にまだ見つけられてません。

CD「パーフェクトコレクションイース スーパーアレンジ全曲集」内「サティを聴いたあとで (FEENA)
●楽譜「世界でいちばん短い抒情詩」内「さらば友よ -サティを聴いたあとで-」

は別物でした。

でも藤澤世界には違いないので、弾いてると「あっこのフレーズはあの曲で」「あっこの進行はあの曲で」が必ずあると思います。




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